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<< 一期一会 平成19年4月11日 >>
日本で、春は別れと出会いの季節です。それに伴い、人生の転機になることが少なからずあります。
一期一会、一生に一度しかない出会い。別れはつらいですが、お互いに何かの役目があって出会うのでしょう。
それでは、私が近年知り合った愉快な仲間たちを紹介しましょう。
イタリア シシリー島出身 26歳の上智大学留学生ジェニファー。
彼女はとても聡明で綺麗好きな明るい性格の女性です。また、好奇心旺盛で学ぶことが大好きです。記憶力抜群で頭の回転も速いのですが、イタリア人らしく楽天的で、頭脳明晰な人にありがちな変にプライドが高い部分がありません。会うたびに、とても楽しそうに話しをします。時につらい内容の話もあるのですが、最後には「ショウガナイ。ガンバルダケネ」と言って笑い飛ばします。さすがラテンの乗りです。
また、ファミリーが絶対に中心で、休日には両親、兄弟、その子供たちが集まり楽しく1日を過ごすそうです。今だかつて遊びに行って外泊したことはないとのこと。カソリックは厳しいのです。一度、彼女のマンマ(お母さん)に会いましたがすぐに気に入られました。イタリア語ができないのに、さすが、営業叩き上げ!
ポーランド出身 元看護婦の30何歳 (実際の年齢は言ってはいけないそうです)リカ。
とにかく明るく元気です。日本語でも英語でもジョークを言っては周りに受けていまいが「ギャハハ」と大笑いします。だから、どこへ行ってもとても目立ちます。それに、ダンスが得意で大好き、私と踊って、「とてもうまい、何でそんなに上手なの。日本人で初めて」と、褒めてくれました。もちろん、社交ダンスではありません。
また、彼女の言葉に遠慮という文字はありません。いつも、おごってとせがまれます。特にお寿司としゃぶしゃぶが大好きで、とても楽しそうに喜びいっぱいで食べっぷりも見事。そんな女性ですが、外見と異なり実はとてもナィーブです。気に入った人には、元ナースだからか、単にヨーロッパの田舎のおばさんだからか分かりませんが、とてもホスピタリティを発揮します。私も彼女のお気に入りの一人なので、いろいろお節介な要らぬアドバイスをうるさくしてくれます。
リカの彼氏 20代半ばと思われる。間違いなくリカより年下
カリブ海プエルトリコ出身の米兵。アメリカのグリーンカードが欲しいための軍隊志願です。ラテン系黒人なのでジェラシーが強いとのことですが、他の人には怒るアーニャがするキスの挨拶も私には怒りません。それは、最初の挨拶で「オォー、ハンサムガイだねー」と、褒めて営業トークでアプローチしたからです。ニコニコして話しかけてくるのですが、何を言っているのか良く判りません。
六本木のバーにて、みんなでワインを飲みながら、スペアミントとストロベリー味の水パイプを回し吸っていると、彼が「タバコは吸わないが、葉巻は好きだ」と言って葉巻も吸う羽目になり、ワインと水パイプと葉巻でレロレロになりました。
客に日本人が私の他にいない!ここは日本かい?日本語が通じない。
イスラエル出身 歌手で24歳のアレックス。
175cmと長身痩せ型の体型はモデルタイプ。顔は?
日本人の外人観は、「物事をはっきり言う」。 違います。彼女は謙虚でとてもシャイです。だから、あまり親しくない人とは一人で会わずに必ず友達についてきてもらいます。
私の知人の友達として一緒に数回会っていましたが、挨拶を交わす程度でした。ある日、知人からアレックスに返したい物があるが、どうしても時間が取れない。代わりに渡して欲しいとひまじんの私がご指名されました。さぁ大変。彼女、日本語が駄目で、かつ親しくない人とはほとんど話さないので、こちらが相当気を使わなければいけません。でも、そこは営業。何とかしますよ。
銀座の喫茶店にて、二人で会いました。アレックスは、ヘブライ語と英語しかできないので Would you like something to drink or eat ? (何か飲むか食べるかする?)と、聞いても No ,thank youです。二人分をたのんで、シェアして食べようと言って、私が食べて、初めて手を付けます。涙ながらに某鉄鋼メーカーに勤めるボーイフレンドの話を英語で話してくれたことが印象的です。(私、そんなに英会話できません。何となく流れで意味を理解します。何と言っても営業だから、話を合わせるのがうまい)遊ばれていたんですよね。可哀想に。でも、その喫茶店は女性客が多く、周りの視線が痛く感じました。
推定身長185cm以上、体重130kg以上。出身不明。名前聞いたけど忘れた。六本木の夜を取り仕切る組織の下で働く幹部のブラックマンだと言う話。
友人と午後10時に六本木で待ち合わせをしたら、仕事上のトラブルで相手と交渉中なので戻らなければならないから一緒に来てくれとなりました。連れて行かれたのは客のあまりいない薄暗い高級クラブ。その一番奥で五人掛けのソファの真ん中にどかっと座って全身黒ずくめ(正確にはスーツとシャツが濃紺もしくは黒、ネクタイが赤系、アクセサリーはゴールド)目と歯ばかりが白く浮いて迫力あるー、うわぁ、プロレスラーかよ、と言うのが印象でした。
「こんばんは。私がいてもいいのかな?」と、右手を伸ばしながら言うと。「いいよ、いいよ、何でも飲んでね」流暢な日本語で言いながら右手を優しく握り返しました。声のトーンも意外と高く、物腰の柔らかさから接客商売に慣れています。
その後、二人は英語でまくし立てているから理解できないし、女の子がいるわけではないし、頼んだソフトドリンクも飲みきっておかわりできないし、つまらないな、帰ろうかなと思っていたら、いきなり、そのボボ・ブラジルが(古い!これを判る人は偉い)私に話しかけてきました。「日本で働いている外人はみんなビザ持ってるよね?」
私「いいや、オーバーステイで働いている方が多いんじゃないのかな。現にうちにも18年もいるタイ人がいるよ」
ボボ「それじゃ、見つかったらあなたも警察につかまるだろ。それはだめだろ」
私、ちょっとカチンときて「私を信じて、真面目に働いて結婚して子供ができたのに、人が欲しいときだけ使って、法律が変わったからと言って放り出すことなぞできない。法律を破って警察に捕まろうが私のハートが許さない。男なら当たり前だ。ボスならみんなを守ってやるべきだろう」と、まくし立てたら。
ボボ「そんな日本人いない。お前はナイスガイだ。名前何だっけ?名刺あるか?ちょっと、飲みに行こう。ついて来て」
外に出て彼の後を歩いていくと、路上のたくさんのブラックマンが独特のスタイルで挨拶していきます。友人に「二人で遊ぶはずだったろう」と、言うと、この辺りを仕切っている組織の人間だから取り合えず一軒付き合おうとのこと。おまえ、早く言えよー
その後、大分たってから別の店に行くと、ボボがいて気がつきやぁ、ナイスガイと挨拶してくれました。すると店員の対応が変わりましたね。また、後日他店でボボを見つけると、今度はこちらから「元気〜?」てな具合で握手。またまた、店員や常連のこちらを見る目が変わります。
まぁ、言うなれば外人系飲食店の夜の帝王に付くコバンザメといったところです。
だから、挨拶だけで充分です。結果、友人は支払われるべきお金を回収できなかったとのことです。
アメリカ出身 コンサルタントのジェリー 50代半ばのメタボリックな親父
典型的なアメリカ人。フランクでオープン、誰であろうがすぐ親しくなります。ただ、仕事以外は結構いい加減な奴で、なぜかブラジル娘が大好きです。
また、とにかくおしゃべりで、英語ができない私を相手にずっと話しています。一人でテレビを見ていてもずっとテレビを相手にしゃべり続けるくらいですから。ところが、口数が多いのにそれほど嫌になりません。多分、アメリカ人に多い低音と話すリズムが良いからでしょう。
携帯とパソコン1台で、東京を基点にアジア各国で仕事をしています。私も口先三寸の男ですが、ジェリーはもっと先を行っています。
さて、最後に登場するのがブラジル サンパウロ出身 身長190cm 体重130kgのバイアナ 30歳です。バイアナは通称で、黒い女性という意味です。実際は黒人の男性ですが女性らしい物腰と、気遣いを持ち、料理が上手で女性のいでたちをしていました。ですから、最初に会ったときは、私が見た女性の中では1番大きく、ここまで大きいとひげも生えるのだ。世界は広いと思っていました。
彼女は魔女です。代々、その血を受け継ぎ、特殊な能力を持っています。
タロット占いや石による占い、お祓い、呪術などブードーの流れを汲んでいます。もちろん霊も見られるそうです。不思議な出来事を上げたらきりがありませんし、受け入れることができない人には不愉快でしかないでしょうからここでは書きません。
ただ、いろいろな縁と人生の流れで、私の友人、知人7人を占ってもらいました。全員が感銘を受け、彼女は本物だと言っていました。でも、相当の気分屋で、感情の起伏が大きいため注意しなければいけません。
ここに登場した人たちは、私が好きな人ばかりです。しかし、もう二度と会えないかもしれませんし、縁があれば再会できるかもしれません。
また明日、魅力的な人たちにめぐり合えるでしょう。そのためには、私も少しは魅力的にならねばいけませんね。
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